かかりつけ医のススメ
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どのような医師がかかりつけ医に適しているか
かかりつけ医を選ぶ基準は、患者側の状況、つまり病気の有無や家族構成などによって、人それぞれ違ってきます。ここでは、かかりつけ医を選ぶときの参考にしていただくため幾つかのポイントをあげておきます。
かかりつけ医の選び方・付き合い方
近隣の医師が理想的
家の近くに親しい医師がいれば心強いものです。とくに子どもやお年寄りがいる場合、通院しやすい事はかかりつけ医を選ぶ時の重要なポイントです。また生活習慣病など慢性の病気の大半は長期間受診する必要があるので、通勤先や家の近隣にある医療機関の方がやはり便利です。
相性のいい医師をみつける
お互い人間同士、家族全員の健康を見てもらうので、やはり相性のいい何より信頼できるかかりつけ医を持つ事です。
医師を信頼する
かかりつけ医を一度決めたら、全幅の信頼を寄せましょう。それによって生じる相互信頼が病気を治す力を生み出します。ただし、どうしてもウマが合わない、信頼できないと思ったら転院することは患者の自由です。
健診結果の報告を
健康診断の結果、あるいはかかりつけ医に紹介してもらった病院での検査結果や薬などは、報告しておきましょう。日頃の健康管理や必要に応じた生活指導の参考になります。
女性は産婦人科医も大切
女性の場合、生理不順・妊娠・出産・更年期・子宮筋腫・子宮がんなど、生涯を通して何らかの形で産婦人科医との関わりが出てくる事が多いようです。そこで、信頼のおける産婦人科医がいると安心です。
良いかかりつけ医の見つけ方
  • 親身になって話を聞いてくれて、病状をわかりやすく説明してくれる。
  • 紹介状など他の医療機関への連絡を快く引き受けてくれる。
  • 近所の評判が良い。例えば古くからその地域に住んでいる人や商売をしている人に聞いてみるのもよい。 ただし、情報源となる人も慎重に選ぶこと。
  • 地域の医師会に手紙等により問い合わせてみる。引っ越して間もない時など活用してみましょう。
紹介状をもらうには
本来、紹介状は医師が患者の病状を的確に判断して、別の医療機関での治療が必要である時、そのしかるべき専門医にあてて書かれるものです。例えば、
  • その医師の専門外の病気の可能性がある時
  • 入院設備の無い医療機関の医師がその患者が入院の必要があると判断した時
  • さらに高度な治療が必要なとき
などに、病状にあった病院を紹介するわけです。
基本的に紹介を受けた医師はその紹介した医師に対して、その患者の病状、その後の治療方針を伝えるなどの連絡をとります。

患者の側から紹介状がもらいたいとき
一方、自分自身でどうも病状がはかばかしくない、好転しないと感じ、大学病院などの総合病院の医師に診察を受けたいときには、従来かかっていた医師に紹介状を出してもらう事ができます。この場合、まずその医師とこれまでの病状の疑問点などを話し合って、友好的な関係を維持した上で紹介状を出してもらうようにしたいものです。